NHK Eテレ1「サイエンスZERO(ゼロ)/3月4日(日曜日)」放送は、「ロボットが物流を変える! 完全自動化への挑戦」と題し、ヤマト運輸の仕分けシステムや自動運転の宅配ロボットカー、大手家具販売店ニトリグループの物流用無人搬送ロボット「Butler®(バトラー)」、下町の会社MUJINのピッキングロボットを中心に現在から未来の宅配ロボットによる完全自動化を目指す物流システムが解説されました。
再放送は、3月10日(土曜日) 午後0時30分~ 午後1時00分の予定です。
この投稿では、3月4日(日曜日)午後11時30分~ 午前0時00分を簡単に説明します。
ロボットが物流を変える! 完全自動化への挑戦
インターネット通販が拡大により物流業者は、再配達の為の残業によるドライバーの過労、三六協定を超える残業時間・・・
人手不足に対応する為の時給アップによる配送料の値上げ・・・
等々問題に直面しており、人件費削除、効率化を求め、ロボットを使った流通革命を迫られており、テクノロジーが物流に変化をもたらしています。
大手宅配業者は、荷物の仕分けの自動化を進めた結果、年間18億個の荷物を扱えるまでになっています。
中でも一番の課題は品物の仕分けですが、今まで多様な形状のものは、人が仕分けていましたが、人工知能(AI)を搭載したロボットが登場し、自動化を加速しています。
今回のサイエンスZEROは、注文から配達まで、完全自動化を目指す技術開発の最前線に迫りました。
サイエンスZEROで紹介されたロボットやシステム
回のサイエンスZEROは・・・
■ 宅配大手のクロネコヤマトを傘下に持つヤマト運輸仕分けのシステム
■ ロボットカーを使っての配送
■ 大手家具販売店ニトリグループの商品のロボットを使用した仕分け
を中心に解説が進み、以下の項目が順に説明されました。
◇ ニトリグループのホームロジティクス・インド製の物流ロボット「Butler®(バトラー)」
◇ 下町のピッキングロボット
◇ 自動運転の宅配・ロボネコヤマト
が紹介されました。
ヤマト運輸の大型物流センター羽田クロノゲート
羽田空港の隣にあるクロネコヤマトのヤマト運輸の大型物流センター羽田クロノゲートでの荷物仕分けは、クロスベルトソーターというシステムにより、ベルトコンベアーに置かれた荷物に貼られた6桁のバーコードをスキャナーが読み取り行き先別のレーンに仕分けされ自動で向かい作業員がカゴ車と呼ばれる荷台に積み込み満杯になると荷物を待ち受けるトラックまで運ばれ、それぞれ目的地の支店に向かいます。
クロノゲートでは、1時間で48000個の荷物が仕分けられます。
人間が手を触れるのはベルトコンベアーに乗せると時と、仕分け終わってカゴ車に積んでトラックに載せる時だけです。
荷物の監視は3交代制で24時間1人のオペレーターが行っています。
クロノゲートに関しては、アイドルグループのTOKIOのCM(鉄腕ダッシュなど)でご覧になった方も多いのでは無いでしょうか?
ニトリグループのホームロジティクス・インド製の物流ロボット「Butler®(バトラー)」
大手家具販売店ニトリグループの物流センターは、大阪に有り、1万4000種類の荷物を扱っています。
このセンターでは、入荷→保管→在庫管理→(注文)→ピッキング→梱包→出庫を行っており、注文~ピッキングに工程で作業員が1日2万歩以上歩いていました。
そこで、東京の”GROUND”と協業し、インド製の物流用無人搬送ロボット「Butler®(バトラー)」を79台導入しました。
「Butler®(バトラー)」について、”GROUND”CSO 宮田啓友さんが解説しました。
無人搬送ロボット・Butler®(バトラー)は、荷物を運ぶのではなく、荷物が保管されている棚をまるごとピッキングエリアまで持ち運びます。
そこで目的の荷物を取り出し、取り出した後、元の位置に棚が戻ります。
出庫効率は導入前の4.2倍で将来的に5倍を目指しています。
また、売れ筋の商品を納めた棚が最短距離に置かれるよう設定されています。
下町のピッキングロボット
下町の会社MUJINのCTOデアンコウ・ロセンが、自社のピッキングロボットのモーションプランニングについて解説しました。
モーションプランニングとは、動作計画の意味で確実性を追求した新AIの技術で、決められた動作(フロー)の繰り返しを、どこまで無人化され物流環境を築き上げられるかを目指しています。
魔法のようにどの商品をどうピッキングすれば一番早く安定的に動くかを追求しています。
システムにスタート位置とゴール位置を入力すると、上部のカメラで商品を認識し、それたの情報を元にAIが、どの様に動けば効率よくピッキング出来るか?を判断しピッキングを実行します。
例え商品の大きさや形が変わってもAIが判断し、最適なピッキング方法を判断します。
ロボットに動作を教え込む作業のティーチングにより、今までに扱ったことが無い商品でも自律的にロボット事態がAIで判断する事も可能です。
モーションプランニングは既存のメーカーのロボットを制御できる汎用性があり、人とロボットの役割分担を明確にする事が期待されています。
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自動運転の宅配・ロボネコヤマト
完全無人の自動運転の宅配を目指しヤマト運輸とDeNA(ディー・エヌ・エー)との協業でロボネコヤマトが神奈川県藤沢市で実証実験が行われています。
車内のロッカーに荷物が保管されており、スマホのバーコードをかざすと荷物が受け取れます。
他にも、スマホで10分単位で時間設定、外出先での受取などが行え、到着時間もスマホに転送されます。
また、地域のお店の商品をネットで注文し、受け取ることも出来、通常の宅急便と同様、冷凍物も扱えます。
現状は認可の問題で、友人運転ですが将来は無人での運用が行なわれます。
これにより配送業者側も不在による再配達が原因のドライバーの勤務時間超過による過労の問題の是正に貢献出来ます。
サイエンスZERO「ロボットが物流を変える! 完全自動化への挑戦」本放送:3月10日(土曜日)再放送:3月4日(日曜日)を見逃した方へ
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ロボットが物流を変える! 完全自動化への挑戦のまとめ
◇ ニトリグループでは、ホームロジティクス・インド製の物流ロボット「Butler」により棚ごと仕分け場所に運ばれ商品をピッキング可能
◇ 下町MUJINのピッキングロボットはAIが学習しカメラで商品を認識し大きさや置き場所が変わっても箱から箱へのピッキングが可能
◇ 自動運転の宅配・ロボネコヤマトで外出先でも荷物を受け取れる
◇ ロボネコヤマトにより再配達のコストが削減出来る
本日は最後までご覧いただきありがとうございました。

