NHKプロフェッショナル・仕事の流儀(第362回 2018年6月11日-月曜日-放送)は、「言葉の海で、心を編む~辞書編纂(さん)者・飯間浩明~」と題し言葉のプロ辞書編さん者・飯間浩明さんの仕事の流儀が紹介されます。
取材のテーマは、「辞書を作るひと」の現場「言葉の海で、心を編む」です。
「辞書の神様の生まれ変わり」と評される、気鋭の辞書編纂者で、日本でも数少ない辞書作り専門の日本語学者の飯間浩明さんは、ネットやテレビ、新聞雑誌のみならず、デジタルカメラを片手に街を歩き回りポスターや看板などから新たな言葉を探し出すワードハンティングを行う「言葉ハンター」です。
飯間浩明さんは、常に変化していく日本語の最先端の様子を生き生きと伝えています。
番組の見どころは
辞書の神様と呼ばれる人物の影響
が赤裸々に語られ、出版不況やインターネットの普及で、辞書の存在意義が問われる今、言葉に溢れんばかりの愛を注ぐ、熱き姿が映し出されます。
飯間浩明 プロフィール
6月11日 22:25~のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演します。私を含めた「辞書を作るひと」の現場がご覧になれます。「言葉の海で、心を編む」とはどういうことでしょう。予告動画では、私がちょこまか動き回る場面が集められています。本編もどうぞご覧ください。https://t.co/ijWVNaZt94
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) June 6, 2018
飯間浩明さんは、職業[三省堂国語辞典]編集委員で国語辞典編纂者そして、挿し絵作家(休業中?)です。
東京都東村山市在住、1967年(昭和42)10月21日、香川県に生れました。
香川県立高松西高校高校を経て、早稲田大学第一文学部卒し、同大学院博士課程単位取得しました。
言葉ハンターとして、新聞・雑誌・書籍・インターネット・街の中など、あらゆる所から現代語の用例を採集する日々を送っています。
言葉ハンターと呼ばれて
「言葉ハンター」の異名を取り、時には街中を駆け回ったりやSNS、TV番組などで日々生まれる言葉を集めており、著書「辞書に載る言葉はどこから探してくるのか? ワードハンティングの現場から」を出版しており、街角をデジタルカメラを持って獲物をねらうハンターのように、常に変化していく日本語を求め「まだ辞書に載っていないことばはないか?」「意味が変わってきたことばはないか?」と看板やポスター、値札などから生きたことばを採集し、撮った写真は3000枚を超えており、その探した記録をエッセイとして綴っています。
【今夜、#言葉ハンター 】#辞書編纂者 #飯間浩明 さんが登場!
1年に見つけ出す新語は4000語以上。辞書作りの裏側が明らかに!
出版不況やインターネットの普及で辞書の存在意義が問われる今、言葉に溢れんばかりの愛を注ぐ、熱き現場に密着!
今夜10:25~#NHK #プロフェッショナル pic.twitter.com/iuz8lGFT5l
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) 2018年6月10日
番組でも街中を駆け回り新しい言葉を見つけると少年の様に大喜びします。
辞書を編む・・・「黒歴史」「シズル」「鉄板」など…時代を映す言葉の数々、その本質を、的確かつ端的に辞書を編纂として編集するのが仕事です。
手がけるのは[三省堂国語辞典]で、
およそ6~7年に一度行われる改訂に向け、8万語を超える言葉と一身に向き合い、ワードハンティングで集めた新語を厳選し、さらに「語釈」と言われる言葉の意味をいかに的確かつ端的に書き上げ、言葉ひとつひとつに並々ならぬ愛情を注ぎます。
飯間浩明氏のツイッターで「舟を編む」を実況中継!
飯間浩明氏のツイッターフォロワーは5万人を超えています。
飯間浩明氏のツイッターでは、TV番組鑑賞中に言葉の誤りや語源など解説を実況中継し、ツッコミに近い指摘を数々つぶやいています。
今朝(6/5)のNHK「おはよう日本」、日本ワインのニュースの字幕で「きめ細やか」とあり、「正しくは『きめ細か』でした」と訂正。「きめ細やか」があっさり切り捨てられたわけですが、1世紀以上前からある形で、現代のメディアでも普通に使われています。『三省堂国語辞典』にもありますよ。 pic.twitter.com/m9DV7iXH3t
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) June 5, 2017
「高校野球の見所を、○○高校OBで、プロ野球でも活躍した××さんに聞きました」。「プロ野球でも」はうっかり表現だと、発言者は気づいたかな。「でも」は副次的なものを示すので、プロではいまいち活躍しなかったみたい(たとえば長嶋さんに使うとおかしい)。「元プロ野球選手の」で十分です。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) July 12, 2017
中でも辞書編纂者を主人公に描かれた小説をアニメ化した「舟を編む」の監修を行っており、ツイッターでの実況中継が話題になりました。
本日深夜放送(東京では25時35分~)のアニメ「#舟を編む」について、実況解説のツイートをしようと思います。放送時間帯・日にちが違う地域の方にとってネタバレにならないよう、主に辞書・ことば関係の話題に限って呟くつもりです。寝落ちしないよう頑張ります。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) October 13, 2016
西岡が馬締に〈要するに、も少し空気読めってこと〉。「空気を読む」は21世紀に広まったことばで、『現代用語の基礎知識』では2003年から載っています。この作品の舞台はそれよりやや前なので、西岡の新語に対する感度は超人的に鋭いと言える。辞書編集者として優秀なのが分かります。#舟を編む
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) October 13, 2016
アニメ「#舟を編む」の「おしえて!じしょたんず!!」に出てくる辞書たちは、ヒロシ=『広辞苑』、リン太=『大辞林』、泉くん=『大辞泉』、そして海くん=『大渡海』です。辞書ファンの方は当たり前すぎてツイートしないと思うので、私が解説しておきます。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) October 13, 2016
エンディングの「茫洋」の語釈は私が書きました。作中の辞書『大渡海』らしさを出そうと苦心しました。私の携わる『三省堂国語辞典』では「……ないようす」が常套句ですが、『大渡海』では「……ないさま」としました。見出しに「ぼう‐よう」とハイフンを使ってあるのも特徴です。#舟を編む
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) October 13, 2016
松本先生が『広辞苑』を引きながら読んでいる本は『批評と研究 芥川龍之介』(1972年)のように見えます。開かれている部分は「地獄変 竹盛天雄」と見ました。この本をチョイスしたのは私ではありません。松本先生は近代文学にも関心が深いご様子。#舟を編む
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) October 13, 2016
アニメ「#舟を編む」の実況解説を終わります。やれやれ。今週はハイペースでしたが、来週以降は、思いついたときにマイペースでやります。よろしくお願いします。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) October 13, 2016
この様なツイッターでの実況を最終話まで行っていました。
著書・本
NHKカルチャーラジオ 文学の世界 国語辞典のゆくえ (NHKシリーズ)
辞書を編む
不採用語辞典
辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術
プロフェッショナル 第362回 2018年6月11日(月)「言葉の海で、心を編む~辞書編纂者・飯間浩明」の流儀」を見逃した方へ
再放送で観るよりも動画配信がオススメです。
プロフェッショナル仕事の流儀は再放送が有りますが、不定期で特に事故や事件、イベントなどがあると先送りされてしまいます。
実際、再放送を見ようと録画をセットしていたら全然違う特番が録画されていた事は日常茶飯事です(笑)
そんな経験がある方にオススメなのが
「プロフェッショナル・仕事の流儀」の見逃し配信を
動画サイト[U-NEXT]で見る事です。
プロフェッショナルの見逃し配信[U-NEXT]で視聴はコチラ!
31日間は視聴無料ですので試しに登録してみては如何でしょうか?
プロフェッショナルの見逃し配信[U-NEXT]で視聴はコチラ!
解約も簡単で、期間内なら以下の方法で解約出来ますので、気構えずに31日間の無料でお試ししてみて下さい。※IDはそのまま残るので再契約も簡単です!
※本ページの情報は、2018年1月時点でのものです。
最新の配信情報はU-NEXTサイトにてご確認ください。
まとめ
■ プロフェッショナル・仕事の流儀を見逃した方は、[U-NEXT]の見逃し配信で視聴してみては如何でしょうか?
ツイッターで「ヤブ医者」に関する語源について指摘された番組観てました。
ヤブ医者の語源は、実は養父という地方に住んでいる医者が優秀で将軍に仕える医者になったが、それを真似て養父に住む医者が弟子だったと名乗って治療を行ったが、実力がない医者だった為、駄目な医者をヤブ医者と呼ぶようになった・・・と解説されていましたがさんのツイート中の解説をよく読むと・・・
この指摘を見ていると番組では、面白おかしく伝えようとする編集者の意図を感じてしまいます。
本日は最後までご覧いただきありがとうございました。